サーシャ・モエリはカール F. ブヘラのCEOとして12年間、さらに2020年からはブヘラ ファインジュエリーの総責任者として成果を上げてきましたが、2022年6月30日をもって自らの意思で会社を去り、新たなキャリアの場を切り拓くことになりました。
「サーシャ・モエリの退社の決断は大変残念です。彼は10年以上にわたって、カール F. ブヘラ ブランドの力強い発展に決定的な影響を与えてきました」と、ブヘラグループのグイド・ツムビュールCEOは語っています。「サーシャ・モエリは、当社マニュファクチュールブランドの熱意あふれるアンバサダーであり、スタッフを奮い立たせる個性を放っていました。また、カール F. ブヘラ ブランドの成功をグローバルに築き上げ、ブランドの知名度とイメージを継続的に強化し、製品ポートフォリオを将来に向けてしっかり位置付けました。
サーシャ・モエリは、その優れた業績によって2020年秋にはブヘラ ファインジュエリーの総責任者にも任命されました。「彼の指揮下でジュエリー分野の業績は大きく改善され、製品開発や事業運営も今では非常に好調です」と、ツムビュールCEOは語ります。「サーシャ・モエリの貴重で忠実な献身に感謝すると共に、彼が今後も活躍し、新たなキャリアで喜びと充実感を感じることを願っています」。
「私は寂しさを感じながらも期待を胸にブヘラを去ります」と、サーシャ・モエリは語っています。「ブヘラグループで素晴らしい時を共に過ごした同僚とお別れするのはとても寂しいことですが、このステップによって、長年の念願であった個人的ビジョンを実現することができるのです。若輩の私に重要な任務を託してくれたヨルク・G・ブヘラ会長と、グイド・ツムビュールCEOには感謝してもしきれません。この信頼感は、130年以上にわたってこの比類ないブランドのDNAに存在してきたように、素晴らしいチームと共にカール F. ブヘラのために先駆的仕事をする私の原動力となっていました。「ブヘラはいつまでも私の心の中に存在し続けるでしょう」。
2021年8月からブヘラ ファインジュエリーのアートディレクターを務めているロベール・アンボードが、ブヘラ ファインジュエリーの臨時責任者に就任します。ロベール・アンボードはギュブラン社で20年以上にわたってジュエリー事業を担当し、ジュエリー業界で幅広い経験を積んできました。
サーシャ・モエリの前代理であったウーヴェ・リーブミンガーが、カール F. ブヘラ事業部門の運営を暫定的に引き継ぐことになります。ウーヴェ・リーブミンガーは、2020年4月からカール F. ブヘラのグローバルマーケティングおよび製品開発部門を率いています。彼はIWC社とブライトリング社でスイス国内外のさまざまな管理職に就き、時計業界において10年以上にわたる豊富な専門知識を有しています。