熟達への情熱
カール F. ブヘラの工場で生産される時計は、その一つ一つが奇跡のミニチュアと言えます。カール F. ブヘラの時計の本質とは何か、すなわち時計製造の優れた技術を持つマスターピースであるということは、100以上もの部品が途切れることなく互いにかみあっていることによって実現されます。そして、製品そのものに対して言えることは、その製品を開発し製造するメーカー自身にも当てはまります。つまり、当然のことながら、幅広い分野に渡る多数の専門家が、カール F. ブヘラの時計製造に携わっているのです。

マネロ トゥールビヨン ダブル ペリフェラル
フェラルローターを備えた自動巻き機構技術のパイオニアです。
この精巧な機構は、今日もなお、複雑なマイクロメカニクスと非凡な構造で人々 を魅了しています。
新しい時計にもこの技術を採用し、それ をもとに宙に浮かぶトゥールビヨンを実現しました。
見事なコンビネーション
エンジニアたちがマネロ ペリフェラル用に特別にムーブメントを変更して完成させたCFB A2050は、中央に時間と分、6時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示を配しています。
純粋な素材の
新しいCFB製ムーブメントは、クロノメーター認定を受け
これ以上ないほど、堂々と登場した新製品 - マネロ ペリフェラル。
また、どなたもお好みの品をお選びいただけるよう、マネロ ペリフェラルは、6バージョンで初登場します。
CFB A1000は、系統全体の基礎となるキャリバーで、個別の機能モジュールとなっているため、さまざまな表示を選択可能です。
完璧なエレガンスが漂うフォルムに包まれた、高機能メカニズム
優れた精密性
189 個の部品から成るCFB T3000 キャリバーの特色は、非常に優れた精密性。現在製造されている トゥールビヨンの中でもクロノメーター認定を受けている数少ないムーブメントの一つです。その精密性 を支える機能の中でも特に重要なのが、きわめて緻密な調整機能です。カール F. ブヘラの時計職人は、 CFB A2000 キャリバーと同様、有効長を変化させない、完全なフリースプラング式ゼンマイを採用。ギ アの調整はマスロットという偏心ネジのみで行われます。テンプの外側に取り付けられたこの小さなネジ が、テンプの慣性モーメントを調整します。テンプは毎時21,600 回、3 ヘルツという振動で、ギアに高い 安定性をもたらします。アンクルとガンギ車から成るエスケープメントはシリコン製。摩擦が少ないため 潤滑油は不要です。パワーリザーブも最低65 時間まで向上し、磁気の影響を受けることもありません。ま た、トゥールビヨンケージの回転を止めるストップセコンド機能も大きな特徴の一つです。これにより秒単位でぴったりと標準時間に合わせられるようになりました。
多目的な駆動力
CFB A2000は幅広い用途に適用できるムーブメントで、今後製作されるモデルに搭載できるように基本構造が設計されています。CFB A2000の大きな回転運動量は、この自動巻ムーブメントが自社開発工房で研究されている様々な機能を追加する際の駆動力として対応できるよう想定されています。この新シリーズのムーブメントが最初に採用されるタイムピースは、新作モデルのマネロ ペリフェラルです。このモデルでは、新型ムーブメントシリーズの中で最初に登場するキャリバーCFB A2050を搭載。 時、分表示、スモールセコンド、3時位置の日付表示を備えています。
「新しい時代のムーブメント」
CFB A1000と 名付けられたキャリバーが、より高度な専門的知 識や技術・技能を必要とするカール F. ブヘラの 時計コレクションに、新しい側面を加えたいとい う思いから誕生したのです。企業としての目標を広い規模で実現するというこ とは、文字通り、自社ムーブメントの開発が必須 であるということでした。最初から、特許期限が 切れた既存のムーブメントをコピーするというこ とは全く考えていませんでした。ですから、独自 の設計で、画期的な新しい自動巻きムーブメント を製造することをすぐに決め、また、技術仕様と して、様々な目標が含まれました。
この自動巻きキャリバーの注目すべきもう一つの 特長は、自動巻上げ機構の効率性です。ローター がどちらの方向に回ってもゼンマイへのエネルギ ー供給が可能です。低ロスの巻上げ機構がロータ ーの動きをうまく2方向に分けて伝えるようにな っています。中心を少しずらして取り付けられた クランプローラーを持つ2つの切替車が、相互に 作用しあい、香箱を同一方向に回します。 デザイン的にシンプルなだけでなく、非常に確実 な動きを見せます。また、注油不要でメンテナン スフリーです